ゆめ、私たちをどうしたいんだ?

創作ストーリー

夢は結果である。

甘いものが食べたいと思ったら、どこからともなく、楽して思い描いた最高のスイーツが出てくる。

行きたい場所があれば、いつ飛んでやってきたのか、初めからそこで旅をしている。

一方で、告白しようか不安な夜を過ごせば、変な理由で好きな人に振られることもあるし、

嫌いな人に会えば、無意味にキレられることもある。

これは、己の願望と感情が夢に出てきたものだと思っている。

理由なんてなく、夢では何らかの過程がスキップされて結果が表れている。

夢は謎である。

夢はいつもいいところで終わる。目覚ましが鳴る。起こされる。庭には二羽ニワトリが鳴く。

あるところでぼかして、謎を残し、それから同じ夢を見ることはあまりない。

同じ夢を見たとしても、何回も同じところで終わる。

しかし、あるときにその全てが解明される。その時に己の身はどうなっているのだろうか。

夢は意思疎通である。

死んだおじいちゃんが自分に良いメッセージを残してくれたなんて素敵な夢だろう。

だが、それは潜在的な自分の意志が死んだおじいちゃんに成り代わって素敵なメッセージを残したがっているからかもしれない。

本当のときもあるかもしれないが。

潜在的な自分と意思疎通を取る場でもある。

夢は過保護である。

現実は己が行動を起こしても上手くいかなかったり、上手くいったとしてもそれが長く続かない。

それは、誰が責任を取るわけでもなく、己の責任である。

他の人が何かをしてくれたとしても決めるのは己の意志。放任主義である。

しかし、夢は突然、最高のスイーツを食べることが出来たり、行きたいところに行けるし、芸がないくせに人気芸能人になれる。

そんな器もないくせに、国家の首長の上に立ち、取りまとめ地球大統領として君臨することができる。

それは、永久に続くことができるし、それに飽きて次のことをするとまたすぐに、実現される。過保護である。

何も労力をかけずに実現できるならそうしたい。けど、その夢に溺れてしまえば、

現実では生きていけなくなる。己の中に引きこもる。閉じて外を封鎖する。食料が尽きる。死ぬ。

夢を信じすぎてはいけない。

ゆめ、私たちをどうしたいんだ?

楽にさせたいのか、滅ぼしたいのか。

いいだろう。それなら己が適度に滅ぶことがないように過信しなければいい。

それに知っていれば夢は悪くない

そうだろ?

「最後って、あの人が言ってるの?」「しーーーーーっ」

この作品はフィクションです。
作中の表現は著者の意図的なもので、悪意は全くなく
実在する団体・人物・あの人とは一切関係ありません。

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