こんにちは、望月です。
今回は、映画「シックス・センス」についてお話します。
「シックス・センス」はまとめると
- 1999年公開のM・ナイト・シャマラン監督のミステリー映画です。
- ブルース・ウィリス演じる精神科医と幽霊が見える子どもの交流を描いています。
- 奇形な幽霊が出てきます。鑑賞にはお気を付けください。(不安なら目を伏せた方がいいかもしれない)
- 最後の驚愕の事実は必見です。
- これを観たことがあるとおじさまおばさまに「よく知っているね」と言われます。(実体験)
という映画です。
「シックス・センス」 の基本情報
- 監督・脚本:M・ナイト・シャマラン
- 音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
- 撮影:タク・フジモト
- 出演:ブルース・ウィリス(マルコム医師)
- ハーレイ・ジョエル・オスメント(コール)
- オリヴィア・ウィリアムズ(アンナ〈マルコムの妻〉)
- トニ・コレット(リン〈コールの母〉)他
「シックス・センス」 のあらすじ
幸せが終わるとき
小児精神科医をしているマルコム・クロウは数多くの子どもを救ってきました。
そして、妻のアンナととても仲睦まじく生活しています。
しかし、その生活は一変します。
ある夜に、マルコムの家に少年が不法侵入してきました。
彼は、ビンセントという少年でマルコムの元患者でした。
マルコムはビンセントと鉢合わせし、銃を向けます。
ビンセントは過去にマルコムに救ってもらえなかったと話し、錯乱している状態で
マルコムに銃を撃ちました。
マルコムと心を閉ざした少年の出会い
発砲されてから1年後、マルコムは仕事をしていました。
その頃のマルコムはアンナとの仲が冷え切っており、マルコムが話しかけても無視されていました。
マルコムはどうしたら元の仲に戻るのだろうかと悩んでいました。
マルコムはある少年に出会います。
少年は、コールといい何かに怯えているようでした。
彼は、人には見えない死者の幽霊が見えます。
それで、友人や学校の先生などにおかしな子とみられてしまい、母親のリンにも霊が見えることを話せずに心を閉ざしていました。
コールはマルコムに初めて会ったときは、心を閉ざしたままでしたが、
マルコムが諦めずに歩み寄ることで、徐々に打ち解けていきました。
ある日、コールは女の子の幽霊を見たのですが、彼女との出会いがこれからのコールを左右します。
女の子が伝えたかったもの
女の子の幽霊は何かを吐き出した後のように口周りが吐いたもので汚れていました。
彼女はコールに何か伝えようとしていて、辿ると、彼女のお葬式が執り行われていました。
マルコムはコールにその子の伝えたいことを周りの人に伝えられることができると助言します。
女の子はお葬式の会場である家で、コールにビデオテープを渡します。
そのビデオテープには女の子が仕掛けた隠しカメラの映像が入っていて、
女の子の母親が食事を作っているのですが、その中に大量の洗剤を混入していて、それを女の子に食べさせていました。
母親は、女の子の妹も殺そうとしていました。
女の子は、これをコールから周りの人に伝えてもらいたかったのです。妹を守るために。
コールは女の子の父親にそのビデオテープを渡し、母親は逮捕されました。
女の子は安心し、成仏していきました。
この体験をきっかけにコールの中で自分の力を前向きに捉えるようになり、母親のリンに伝えることにしました。
車の中でコールはリンに幽霊が見えることを打ち明けました。
リンははじめ、信じなかったのですが、
コールに話していなかった、リンと既に亡くなっている自分の母親との話をコールが話し始めると
リンは涙し、コールの能力を信じて受け入れました。
ラスト
コールはマルコムが助言してくれたお返しとして自分もマルコムに助言します。
奥さんが寝ている間に話しかけてみてとマルコムに言います。
助言された日の夜に、マルコムが家に帰ると、妻のアンナがソファーで寝ていました。
マルコムが話しかけると、アンナは
「どうして私を置いていったの・・・。」と寝言を言います。
マルコムはその言葉の意味がよく分からなかったのですが、アンナの手から何かが転がり落ちました。
それは、マルコムがつけていた結婚指輪だったのです。
そこで、マルコムはハッとしました。
あのとき、ビンセントに銃で撃たれた時点で死んでしまっていたのです。
ただ、マルコムはビンセントを救えなかったという未練があって現世で幽霊として留まっていたのです。
マルコムは死んだことを理解し、コールというビンセントと同じ心を閉ざした少年を救えたということから納得し、安らかに成仏していきました。
「シックス・センス」 の感想
もし、幽霊が見えたら
コールみたいに子どものころに幽霊を見たことがある人はいると思います。
自分が当たり前に見ていたものが自分にしか見えないものでそれが何かを伝えてきたら、
そうなると、コールのように心を閉ざしてしまうのも無理はありません。
実際に見える人ってそんな映画に出てくるような奇形なものは見ないと言われたりしますが、
映画に登場するような「お化け」というようなものが見えたら怖いし、どうしたらいいか分からないですよね。
ただ、劇中でコールは幽霊の伝えたかったことを今生きている人に伝えるのができると知ったことで自分が見える意味を見つけ
母親に幽霊が見えることを告白するというのがコールの成長を感じます。
コールの成長もこの映画の見どころですね。
冒頭のメッセージ
映画の冒頭では
「この映画のストーリーにはある秘密があります。
これから映画をご覧になる人はまだ観ていないお友達には話さないでね」
というような(実際の文は映画を観てください)ブルース・ウィリスからのメッセージがあります。
要は、ネタバレしないでねとご丁寧に知らせてくれていますね。
映画好きにとってはどの映画もそうだと思うのですが、
この映画でのこのメッセージが持つ意味はとても大きいと思います。
そして、劇中でマルコム医師が銃で撃たれてから、コールに出会うまでの間をあえて省くことで、生きているかのように見せる・・・。
でも、実は死んでいたというね。
妻のアンナがマルコムと会話しないのも、無視しているからではなく、幽霊になったマルコムが見えていないからなのですね。
この映画はそういったどんでん返しが見どころであり肝です。
このどんでん返しと最初のメッセージが見合っているからこそ、最初のメッセージは大きな意味を持つと思います。
他の映画でそんなことしてたら、映画によっては「期待外れじゃないか。」とかになってしまいます。
コールがかわいい
コールを演じた子役はハーレイ・ジョエル・オスメントです。(左はブルース・ウィリスです)
色白で守ってあげたくなります。
彼は、「フォレスト・ガンプ/一期一会」でフォレストの息子でも出演しています。
まとめ
映画「シックス・センス」は
精神科医と幽霊が見える男の子の交流を描いた映画です。
そして、最後に衝撃の事実が待っているというどんでん返しがあります。
今でこそ、どんでん返しする映画はよくありますが、この映画から世に広まったのではないかと思います。
そして、奇形な幽霊が登場するのでご鑑賞にはお気をつけください。
怖そうだなと思ったら目を伏せておいてください。音だけでも怖いです。
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