こんにちは、望月です。
今回は映画「スタンド・バイ・ミー」についてお話します。
「スタンド・バイ・ミー」はまとめると
- 1986年公開の少年4人のひと夏の冒険を描いたヒューマンドラマ映画です。
- 人付き合いが浅くなってしまった大人にとっては考えさせられる映画です。
- 若い頃のキーファー・サザーランドが出演しています(あの不良がジャック・バウアーになるのか!)。
- この映画を観るとブルーベリーパイが食べられないです。
という映画です。
「スタンド・バイ・ミー」は動画配信サービス「U-NEXT」で観ることができます。
「スタンド・バイ・ミー」 の基本情報
- 監督:ロブ・ライナー
- 原作:スティーブン・キング「スタンド・バイ・ミー」(「恐怖の四季」所収)
- 脚本:ブルース・A・エヴァンス
- レイノルド・ギデオン
- 音楽:ジャック・ニッチェ
- 撮影:トーマス・デル・ルース
- 出演:ウィル・ウィートン(ゴーディ(子ども)) リチャード・ドレイファス(ゴーディ(大人))
- リヴァー・フェニックス(クリス) コリー・フェルドマン(テディ)
- ジェリー・オコンネル(バーン) キーファー・サザーランド(エース) 他
「スタンド・バイ・ミー」 のあらすじ
少年の頃を思い出す
ある男性が、のどかな一本道に車を停めていました。
彼は、ゴードン・ラチャンスという小説家です。
彼は、助手席に置いてあった新聞紙をチラッと見ます。
その新聞には、「弁護士のクリス・チェンバーズが刺殺される」という記事が載っていました。
そして、停めた車の後ろから少年2人が自転車で追い越していくのを見て、
自分が12歳だったころ、ゴーディと呼ばれていたときの親友たちのことを思い出していきます。
少年だったゴーディは内気で真面目な男の子でした。
兄がいたのですが、事故で亡くなり
両親は成績優秀な兄がいなくなって無気力になり、ゴーディを可愛がる素振りはなく、ゴーディは愛されていない日々を過ごしています。
そんなゴーディは夏休みに秘密基地に行って、友達のクリス、テディ・バーンとトランプしたり、他愛もないことを喋って過ごすのでした。
クリスはゴーディの親友であり、ゴーディ達4人のリーダーです。
彼は、父や兄が不良で家庭に問題があり、いつも悪ぶっていました。そして、学校で皆のミルク代を盗んだことがあります。
テディは、ふざけてはいますが、大人になりたがっている少年です。父親が元兵士で戦争によって精神を病んでしまい、その影響で乱暴者になり、テディを虐待していました。
テディは耳を焼きつぶされてしまったのですが、父親が戦争で活躍したことを尊敬しており、自分も兵隊に入りたいと思っています。
バーンは、おっちょこちょいで臆病な少年で、よく皆から馬鹿にされます。
彼の兄は、不良グループに属しています。
彼らは、キャッスルロックという小さな町に住んでおり、彼らにとってはそこがすべてでした。
冒険に動き出す
ある夏休みの日、秘密基地でバーンが家で盗み聞きしたことを言います。
それは、バーンが家の軒下に隠していた貯金箱を穴を掘って探していたときに、バーンの兄・ビリーが
盗んだ車でドライブしていた時、ロイヤル川の近くでレイ・ブラワーという少年の死体を見つけたのですが、
警察に聞かれることを恐れて、通報せず放置したのでした。
それを聞いたゴーディ達は死体を見つけたら有名になれるという動機から死体探しに行くことにしました。
一方、キャッスルロックにはゴーディ達より年上の不良グループがおり、エースという少年がリーダーをしていて、クリスの兄やバーンの兄もグループに属していました。
フハハハ!
この映画を観ようとしている奴らにネタバラシして
台無しにさせてやる!ほれ!
出たな、ネタバレ野郎!
くそ……。ネタバレが流出してしまった……。
皆にはすまないが、この先に広告を挟んでおくので
ネタバレを見たくない者はここで引き返してくれ。
映画「スタンド・バイ・ミー」は動画配信サービス「U-NEXT」で観ることができます。
趣味のない俺だったけど、U-NEXTで映画を観始めたら、
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はい。さようでございます。
冒険が始まる
ゴーディ達は、ロイヤル川の近くに行くには線路を辿っていくと近道だったことから線路を渡っていきます。各自、その冒険に必要な道具を持ってきており、クリスは拳銃を持ってきていました。
その道中では列車に轢かれそうになったり、沼に入って、ヒルが体中についたりといったハプニングはありましたが、
死体のいる場所に進んでいきます。
一方、ビリーは死体のことは秘密にしておきたかったのですが、それがエースの耳に入り
「俺らも死体を見つけに行くぞ」ということになります。
ゴーディ達はロイヤル川の近くに着いて、死体を探します。そして、線路のそばで横たわっている少年を見つけました。
恐らく、彼もゴーディ達と同じように線路を辿って行ったものの、列車に轢かれて死んだんだと思われます。
ゴーディ達はこれを持ち帰ろうとしますが、そこにエースたちが来ました。
エースが「それは俺らのものだ。よこせ」と言います。
バーンやテディはナイフを手に持つエースにビビり、逃げます。
クリスは「渡さない」と言います。
そのとき、ゴーディがクリスが持ってきた拳銃を空に撃ちます。
「動いたら殺す」とゴーディは言います。
「俺ら、みんな撃つのか?」とエースは聞きます。
「いや、お前だけ撃つ」とゴーディは答えます。
それを本気と捉えたエースは仲間と一緒に引き下がります。
「いつか仕返ししてやる」といい、その場を去りました。
冒険の最後
皆で話し合った結果、ゴーディ達は匿名で警察に通報することにしました。
2日間の冒険は終わり、キャッスルロックへ帰った4人は、なぜかキャッスルロックが小さく見えました。
そして、4人はそれぞれ進路がバラバラになって疎遠になってしまいました。
バーンは高校を卒業してから結婚し、5人の子を持つ父親として製材所で働いています。
テディは目と耳が悪いということで軍隊に入れず、刑務所暮らしをして、臨時雇いの仕事をしながらキャッスルロックで暮らしています。
クリスは、大学に進学し、それとともに町を飛び出し、弁護士になりました。そして、あるファーストフード店で客同士でケンカになり、それを仲裁しようとしたら、客の持っているナイフが喉に刺さり死んでしまいました。
ゴーディはこの冒険と友人のことを小説に書き残していました。
もうすぐ書き終えるゴーディは小説の最後に
「私はあの12歳のときに持った友人に勝る友人は、二度と持ったことはない。無二の親友とは誰でもそうなのではないか」と締めました。
そして、書き終えたゴードンは自分の子ども2人と遊びに出かけるのでした。
「スタンド・バイ・ミー」 の感想
友人の死で思い出される冒険と友情
小説家のゴーディは親友のクリスが死んだという新聞のニュースを見て、
子どもの頃に、友人4人で冒険したことを思い出します。
死体を見つけるための冒険で、最初は見つけたら有名になれるというので始めましたが、
揉めたり、列車に轢かれそうになったり、いろいろありましたが、
その冒険がゴーディたちにとって人生において転機となるような経験でした。
少年時代の友人、いや、親友の死で改めて思い出し、懐かしむという内容になるのですが、
青春の思い出は大人になればなるほど思い出さなくなる
というか思い出そうとしなくなると思うのですが、良くも悪くも片隅に残っています。
僕にも親友と思っている人はいますが、亡くなったらその人との思い出を思い出すのかなぁなんて思いながら観ていました。
クリスの生き様
映画を観て、クリスに惚れてしまいました(笑)
ゴーディの親友・クリスは不良ですが、正義感があり、みんなをまとめるリーダーです。
クリスの家庭は不良で、近所に信用されていません。そして、クリスは学校でみんなのミルク代を盗んでいます。
それでも、ゴーディはクリスとつるんでいるのですが、
森の中で夜を過ごした時に、本当は盗んだけど先生に返したとゴーディに言います。
しかし、その後、先生が返したお金を盗って私用に使っており、結局、クリスが盗んだことにされてしまったのです。
それを泣きながらゴーディに話します。
普段は、友達をまとめていたり、不良グループに物怖じしないしっかりしたクリスが見せた弱みだったのです。
そして、それを打ち明けたクリスは町から出ていくと決意します。
なんというか、普段しっかりしている人が傷つけられて泣いているのを見ると守ってしまいたくなります。
惚れてしまいます。
そして、クリスは進学して町を離れ、弁護士になりますが、喧嘩の仲裁に入ったときに、
喧嘩していた片側の持っていたナイフで喉を刺され死んでしまいます。
正義感の強いクリスらしい死に方だと大人のゴーディは言います。
死ぬ最後までクリスかっこいいなー。って思います。
少年の全てが詰まっているような映画
「スタンド・バイ・ミー」はキャッスルロックという治安のよくない田舎町が舞台になっていますが、田舎の庶民的な少年の要素が詰まりまくりです。
秘密基地で友達と集まって、ゲームしたり
秘密の合言葉作ったり
弱虫な子をおちょくったり(イジメとかではない)
少年のロマンだと思います。(今はそんな子ども少ないのかな……。)
洋画ですが、日本でも通ずると思うので、世界共通なんだなって思います。
ブルーベリーパイ
劇中にブルーベリーパイが登場します。
それはゴーディたちが森で寝泊まりすることになって、焚き火を囲み、話をしているときです。
大人になったゴーディが言うには、その少年だった頃にとっては重大な話をしていたと振り返ります。
その中で、ゴーディが面白い話をしてほしいと振られ、今、考えている小説の話をします。
その内容は先天性の病気で巨漢の少年が主人公の話です。
酷い見た目から町中から馬鹿にされており、パイの大食いコンテストで馬鹿にしている町民に復讐するという内容です。
少年はコンテストの前にひまし油と生卵を食べて参加し、パイをある程度食べてから隣の参加者に思いっきりパイのゲロを吐いたのです。
それが皆に伝染し、ブルーベリーパイのゲロを吐きまくるという地獄絵図にしてみせました。
少年はニンマリし、復讐を遂げたと言う話なのです。
なぜ、油と卵食べたら吐くのかって思ったのですが、調べてみるとひまし油は下剤として使われていたことがあったのです。
これ見ちゃうとブルーベリーパイ、しばらく食べられなくなっちゃいます(笑)
「スタンド・バイ・ミー」のまとめ
映画「スタンド・バイ・ミー」は
- 1986年公開の少年4人のひと夏の冒険を描いたヒューマンドラマ映画です。
- 人付き合いが浅くなってしまった大人にとっては考えさせられる映画です。
- 若い頃のキーファー・サザーランドが出演しています。(あの不良がジャック・バウアーになるのか!)
- この映画を観るとブルーベリーパイが食べられないです。
そして、映画の空気感からオールドファッションが食べたくなってきた。
逃がさないぞ、ネタバレ野郎!
貴様はスマホ没収と無期限サイレントマスクの刑だ!
このマスクで貴様は一切喋れない!
んーーーーーーーーーー!
これで、一件落着……のはず。
ありがとう!チャックマン!
続く
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