どうも、望月です。
今回は、芸術作品が所々に点在しており、アートの島として名高い直島に旅行に行ったときのことを話します。
その中で感動した作品や美味しいお店、そこで買ったお土産を紹介していきます!
直島ってどこにあるの?
まず、直島はどこにあるかというと香川県にあります。
位置は、香川県と岡山県の間にあり、瀬戸内海に面している小さな島です。
香川県の島ですが、実際は香川県本土より岡山県本土の方が近く、アクセスとしては岡山県の宇野港からフェリーが出ています。
僕は名古屋から行ったので、
まず、東海道・山陽新幹線で岡山まで行き、そして、JR瀬戸大橋線に乗り換え、茶屋町まで行き、そこからJR宇野線で終点の宇野まで行きました。
宇野駅からは、歩いて10分くらい歩くと港があり、直島行きのフェリー乗り場がありました。
そして、出航し直島へ行きました。
直島には、大きく分かれて3つのエリアがあり、
- 宮ノ浦エリア(島の東側)
- 本村エリア(島の西側)
- ベネッセミュージアムを中心とした美術館エリア(島の南側)
島中にアート作品が点在しています。
交通手段ですが、
- 島をほぼ一周する町営バス
- レンタサイクル
- レンタカー
- タクシー
があります。
ただし、島を走っているバスは島の南側である美術館エリアには町営バスは走らず、ベネッセミュージアムのシャトルバスが南側を走っています。
なので、そこにご注意ください。
また、タクシーは少ないのと、予約が必要なのであまりおススメしないです。
それなら、レンタカーやレンタサイクルで自分で運転した方がいいですね。
ちなみに旅行中、僕はレンタサイクルを使いましたが、1日でアート作品を見ながら島を一周することができました。
ただ、美術館エリアはベネッセミュージアムの敷地外の駐輪場に停めないといけなかったため
厳密に言うと、一周したのではなく、
自転車借りた宮ノ浦エリア→本村エリア→美術館エリア→本村エリア→宮ノ浦エリア
と戻ってきた感じです。
直島の魅力
町中に点在しているアート作品!
直島の町には、いたるところにアート作品が点在しています。
なぜ、直島にアート作品が設置されているのかというと
ベネッセアートサイト直島のホームページによると
瀬戸内海の島に世界中の子供たちが集える場を作りたいとの思いを抱い福武書店(当時)の創業社長福武哲彦と、直島の南側一体を清潔で教育的な文化エリアとして開発したいとの夢を描いていた当時の直島町長三宅親連が会談し、直島開発の約束が交わされました。
「ベネッセアートサイト直島の歴史|ベネッセアートサイト直島」より引用
だそうです。福武書店とは今の株式会社ベネッセコーポレーションのことです。
確かに、島内にはベネッセミュージアムという美術館もあったので、全体的にベネッセが関わっているんですね。
それでは、島の中にあるアート作品の中で僕が印象的に思ったアート作品を紹介していきます。
赤かぼちゃ

直島のアート作品で有名なのが、この赤かぼちゃ。
宇野港からフェリーで行くと直島の宮ノ浦港へ到着するのですが、その近くの広場にあります。
草間彌生さんの作品で、赤い太陽を求めて、宇宙の果てまで探した結果、直島で赤いかぼちゃの姿になったんだとか。
とても目を引く作品です。
僕は、夜に観に行きました。
実は、この水玉模様、穴になっているところがあり、中に入ることができます。

いやぁ、綺麗ですねぇー。
入ってみると下がライトアップされていて、綺麗な水玉模様になっていました。
黄かぼちゃ

赤かぼちゃと並び、こちらの黄かぼちゃも直島の代表的なアート作品です。
こちらは、ベネッセミュージアムの近くの海の防波堤に立っています。
人気で、よく人が集まっているのでなかなかかぼちゃだけを撮るのは難しいです。
この写真も、かぼちゃだけを切り取ってますし・・・。
こちらは赤かぼちゃに比べると小さく、中に入れるものではないので近くで見て楽しむといったものですね。
家プロジェクト
直島の東側の本村エリアに「家プロジェクト」という複数の民家やお寺をアートに再構築した作品群があります。
これらは普通の民家の中に点在しており、住居とアートが同居している空間となっています。
住民からしたら慣れ親しんでいるものだと思うので大したことはないのかもしれませんが、
本当に住居に混じって置かれているので、気をつけないと見過ごします。
それでも、一通りまわることができましたが・・・。
ちなみに、こちらの作品群は「きんざ」という作品以外の共通チケットで1,050円で見ることができます。
チケットは本村エリアで路線バスが通る比較的大きい通り(と言っても2車線で歩道がほぼなしですが)
にある本村ラウンジ&アーカイブで売っています。
詳しくはこちらをご覧ください。
中でも、僕が印象的だった「家プロジェクト」の作品を2つご紹介します。
はいしゃ

先ほど、家プロジェクトは住居の中に混じっていると言いましたが、
この作品・はいしゃは本村エリアの端にあります。
先ほどの本村ラウンジでチケットを買った後、最初に向かったのですが、
ラウンジが本村のやや中心にあるので、歩くと少し遠いのでご注意を。
どんなところだろうと着いてみると、こんな感じでした。
ぱっと見、ボロ家のように見えます。
この作品、作品名にもあるように元は歯科医院兼住居だったそうで、廃材を集めて作品にしたようです。
こちらは、中に入ることができます。
中は撮影禁止なので撮ってはいませんが、
中に自由の女神がまるまる入っているというすげぇことになってました!
南寺

こちらは本村エリアの中心にある作品です。
こちらも作品名通り、お寺だったのをアート作品にしたものです。
こちらは、中に入れる人数が決まっており、終わったら次の人たちに交代していくというものでした。
そして、整理券が配られていて、それをもらいその時間に行くというものでした。
時間ができてしまったので、僕はその頃お腹が空いていたのでお店を探し、ご飯を食べ、時間を潰しました。
入り口が2つあるようで、並んでいると右側と左側とそれぞれ一斉に終わって、待っている人と交代するという感じで、係員の方が案内してくれます。
整理券に書かれた時間より少し前にまた南寺に行き、待っていました。
すると、人がぞろぞろ出てきて、次の番になり、入ることができました。
入ってみると真っ暗で、係員に壁に沿って歩いてくださいと言われ、その通りに歩いていきます。
そして、今度は椅子があるのでそこに座ってくださいという案内され、そこに座ることに。
ずっと真っ暗で不安な状態が続いていたのですが、
やがて、真正面が四角形で微かに光っているのが見えます。
そして、係員が前に歩いてみてくださいと言われます。
そこで、実際に光っているということを確認するというものでした。
これは途中から光り出したのではなく、元々、微かに光っていたけど最初に昼の明るい外から暗闇に入ることで気づけなかったというものです。
だんだん慣れてきて、初めて光が見えてきたというものらしいです。
暗順応というやつですね。
ああ、これは人の視覚に訴えているアート作品なんだろうなー。と思いました。
直島パヴィリオン

こちらは、直島町ができて60周年の記念に作られたオブジェです。
場所は先ほど紹介した「赤かぼちゃ」の近くにあります。
夜に来たら、真っ白なオブジェがライトアップされて目を引きます。
直島諸島が27個あるらしいのですが、「28番目の島」というコンセプトでできたオブジェです。
真っ白な島ですね(笑)
こちらも中に入ることができます。せっかく来たなら中に入ってみるのもいいかもしれませんね!
こちらの写真は夜に行ってみたときでライトアップされていましたが、昼でも真っ白なオブジェになっています。
直島銭湯「I ♡ 湯」

こちらは、宮ノ浦エリア(赤かぼちゃや直島パヴィリオンのあるエリア)にある銭湯丸ごとアート作品となっています。
直島のマップをもらって、それを見ながら行ったのですが、周辺が家や店でちょっと迷ってしまいました。
間違って、一本違う道に入ることもあるので、行かれる際は気をつけてください。
んで、こちらは外観だけでなく、中もすごいことになってます。
こちらの銭湯は大竹伸朗さんという方が手掛けています。
なんと、中に象がいます。
さすがに、実物ではないのですがレプリカ・・・というか、結構リアルに作られた象がいます。
また、入ってみると、風呂場の床がカラフルになっており、目でも楽しませてくれました!
銭湯自体、あまり行くことはないのですが、こんな銭湯見たことない!
という感じでしたね。
料金や営業時間、大竹伸朗さんについて詳しく知りたい場合は
こちらをご覧ください。
ニキ・ド・サンファールの「猫」

こちらは、ベネッセミュージアムの敷地内の広場にある作品です。
この作品以外にも、広場にはいくつも同じ作者の作品があります。
猫好きな僕は、「あ、猫だ!」と過敏に反応(笑)
ちなみに、こちらの広場は無料で入れます。
あと、この辺は島の中でも高台にあたるので、移動がちょっと大変かもしれないです。
美味しい料理!
旅行中、アート作品を見る間であったり、移動している際に飲食店に立ち寄り、美味しい料理を堪能することができました。
何件もお店があるのですが、中には普通の一軒家じゃね?って外観の店もあって、入るのにためらう店もありました。
だって、本当に普通の家だったら恥ずかしいじゃないですか!
それはそれで話のネタにはなるかもしれないけど!
まぁ、それはさておいて、美味しいお店を紹介していきます。
カフェサロン中奥

こちらでは、オムライスとサラダ、直島サイダーを頂きました。
こちらの店は、先ほど紹介した南寺の近くにある古民家カフェです。
南寺で整理券が配られ、その時間になるまでこのお店でご飯を食べていました。
南寺から南方向にあるのですが、途中から、ほっそい道が続き、この店に辿り着きます。
で、この店、普通の家じゃね?って思ったんですよ。
なので、入っていいのかな・・・。って戸惑いましたね~
でも、入ってみるとちゃんとカフェになっていて、中は長くいたくなるような落ち着いた作りになっていました。
そんな場所で頂いたのが、トマトソースがかかったとろとろのオムライス!
とろりとしていて舌触りがよく、トマトソースとの相性もよく美味しかったです。
また、ドリングでは直島の水を使った直島サイダーを注文し、飲んだところ
透き通っていて、美味しかったです。
SPARKY’S Coffee(スパーキーズコーヒー)

宮ノ浦エリアでお昼の時間を迎え、どこかいいところないかなぁ・・・。と思って立ち寄ったのがSPARKY’S Coffee(スパーキーズコーヒー)
外観は、なんとなくシックな黒ベースのカフェだなぁって思って入ってみると、中も椅子やテーブルが黒く、壁に英語が書かれていました。
直島町観光協会のホームページを見ると、ホラーチックなカフェと紹介されていますが、個人的に、そこまでホラーな感じはなく、普通のカフェより暗く感じるかも・・・。ぐらいでした。
どうやら、映画好きのオーナーの好みなんだとか。
僕は、ここでタンドリーチキンを注文しました。
チキンが癖になる味でとても美味しかったです。
写真左の赤いのはレモネードです。
血に見えるくらい鮮やかな赤色ですが、レッドレモネードって名前だったような・・・。
ホラーテイストはメニューにも反映されているようですね。
お土産までアート!
直島はお土産もアート作品なのです!
本村エリアで空き缶アートと書かれた看板をみてフラっと入りました。

空き缶を使って潰したりして人の形にしたり、プルタブの部分を眼鏡にしてみたりと遊び心満載の作品たちが店内に並んでいます。
せっかくなので、1個買うかと思い、こちらを購入!

ギターを持って歌っている人です!
確か、600円くらいしました。
こちらでは、安くて600円くらいから1000円ちょっとという価格になっています。
少々、値を張るなぁって思ったのですが、
形として残るという点で
それを見たら、直島に行ったことを思い出すっていうことを考えれば、安いですよね。
それで購入しました。
今でも、これを見ると直島に行ったことを思い出すので、買って満足しています。
美しい自然の風景!
直島にはアート作品だけではなく、島のところどころ、どこを撮っても画になる!
そんな場所です。
これは、人工的に作られたアート作品だけではなく、自然に作り出す海であったり、森であったりがそのまま写真をとれば、それだけでアートになる!
ということです。
それでは、直島で撮った自然の美しい風景をご紹介します。



ちなみに、コンビニはあるの?
直島には、一軒だけセブンイレブンがあります。
宮ノ浦エリアの端にあり、宮ノ浦エリアから本村エリアに向かう道に面しています。
旅行中、水分補給用のお茶を買ってお世話になりました。
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