バレンタインは落ち着かない

創作ストーリー
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今日はバレンタイン

「はぁー。」

今日はバレンタインだというのに

日曜日だから学校もないし、誰からもチョコもらえないやぁ。

まぁ、俺は毎年チョコもらえてない非モテ男子なのですが……。

それに、姉貴におつかい行ってこいって言われるし、最悪だわ。

町中のバレンタインのポスターとか見ちゃうじゃん……。なるべくバレンタインから遠ざけたかったのに……。

そういってコンビニに行くため歩いていると曲がり角からハーネスのついた犬が飛び出してきた。

曲がり角から

星垣玲
星垣玲

クルミ!

ちょっと待って!

犬がこちらに向かってきた。

俺は咄嗟にハーネスの先のひもを掴んだ。それでも止まることはなく俺も走ることになった。

ある程度のところで犬は止まった。

後ろから女の子が来た

星垣玲
星垣玲

すみません、ありがとうございます。

ごめんなさいね。うちのクルミが……(汗)

「い、いえ……。」

飼い主の女の子は超絶美少女だった。

こんな美少女会ったことない。あれ、もしかして俺にチャンス来てるのか?

そう思っていたら、

星垣玲
星垣玲

あの、良かったらなんですけど、

この飴どうぞ。

彼女は、バックから小さい飴を3つほど出した。

星垣玲
星垣玲

友達からもらったんだけど、私、あまり飴好きじゃなくて

良かったら貰ってください。じゃ、私はこれで!

彼女は俺が持っていたひもを手に取り、クルミと一緒に別方向に行ってしまった。

ほっ……。

知り合いではないがこうやって美少女から何かを貰えるなんて……。

俺はルンルンでコンビニに入った。

コンビニの中で

コンビニで頼まれたものを買ってそそくさと出ようとすると、

思いのほか、レジが少し並んでいた。

並んでいてふと見ると、前に立っている女性の髪が超つやつやのロングだった。

普段、そんなの気にしないはずなのに……。

いや、それか、普段きにしない男でさえも見てしまうほどのつやつやなのかもしれない。

普段から髪を大切にしている人なんだろうな……。

なんて思っていたら、レジは前の女性の番になった。

前の女性が現金で払おうとしていたようで、小銭を取り出そうとしていたら

10円玉が落ちて転がった。

10円玉は俺の靴にぶつかり、転がるのを止めた。

俺は10円玉を拾った。

月釜流衣
月釜流衣

あ、すみません。

ありがとうございます。

前の女性はこちらを向き、拾った10円玉を受け取った。

彼女もかなりの美少女だった。

犬の散歩していた女の子とは違って、クールビューディーっぽい……。

彼女は、10円玉を財布に入れた後に、

月釜流衣
月釜流衣

あ、あの……。

ささやかなお礼ですが、

このチョコ受け取ってください。

彼女もバッグから何かを出した。

それは小袋に入ったチョコだった。

「あ、ありがとうございます。」

月釜流衣
月釜流衣

義理チョコを作ったんだけど、作りすぎちゃって……。

あなたにあげます。

彼女は会計を終え、コンビニを出た。

え、ちょっと待て。

こんな短時間に2人の美少女からお菓子を貰うなんて……。

しかも、バレンタインなのに!

これは、神様からのご褒美なのか!?

俺の気分は高揚していた。

こんな機会を作ってくれた姉貴にも感謝しないとな。

俺は家に帰って、姉貴に頼まれたやつをそのままビニール袋に入った状態で渡した。

「お、サンキュー。」

まぁ、お菓子を貰ったことなんか姉貴にはどうでもいいだろうから言わないで、

俺は部屋に戻ろうとした。すると、姉貴が

「ちょっと! コーラないんだけど!」

「あっ、買い忘れた……。」

「もう一回、買ってきな。」

「えー……。」

「えーじゃない! さっさと行け!」

2人の美少女にはいいことして喜んだものの、姉貴には怒られて中和されてしまった……。

この作品はフィクションです。
作中の人物は架空であり、実際の人物・団体とは一切関係ありません。

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