カフェの会話

創作ストーリー
れいまる
れいまる

問題です!

このカフェではどんな人が会話しているでしょうか?

答えは最後に書かれています。

「すいません、アイスコ―ヒーください。」

「砂糖はつけますか?」

「ああ、お願いします。」

 昼の三時、おやつ時で満席というわけではないが、そこそこお客が入っている。

 各々で喋っているお客の声とスピーカーから漏れてくるラジオが合わさって、一見、うるさくなりそうなものだが、落ち着いたお客が多いのか、カフェがお客を落ち着かせるのか、うるさくは感じない。

「今日、晴れて暑いね。」

「そうね。今、冷房効いてるから丁度いいわ。」

 とある席で、カップルが話をしていた。

「昨日、どうだった?」

「それがね、ゆうちゃん転んじゃってビリになっちゃったの。転んで痛いのと、ビリになったので大泣きしちゃってね。」

「お待たせしました。アイスコーヒーでございます。」

 店員は男の前にアイスコーヒーを置く。男はアイスコーヒーを一度飲み、また話し続ける。

「そうか、それは残念だな。俺もそんなときがあったなぁ。まぁ、昔のことだけど。」

「しばらくしたらケロッとしてまた頑張ってたけどね。こーちゃんなんかかけっこ二番目になって悔しくて、ずっとイライラしてたからね。」

「そうだったな。アイツは自分が不利になるとすぐイライラしていたもんな。それが、今はいい父親になったな。」

「そうね、ゆうちゃんに話したら、『おふくろ、やめてくれよ。』って、恥ずかしがっていたけどね。私にとってはいい思い出よ。」

「ああ、そうだな。ゆうちゃんもいい子に育ってるよな。この前、浩司の家に行ったとき絵をもらっただろ? ゆうちゃんが『ようちえんでね、だいすきなひとにおてがみかいたの。おじいちゃんとおばあちゃんにもかいたよ。』って言ってくれてさ、うれし泣きしそうだったよ。」

「そうねぇ。このままいい子に育ってほしいわね。」

「そうだな。そろそろ出るか。また散歩の続きをするぞ。」

「ええ、そうね。」

 老夫婦は、席を立ち、お会計を済ませ散歩を始めた。

正解は、老夫婦でした!

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